会長挨拶
- 第22回日本内分泌学会九州支部学術集会
- 会 長 荒木 栄一
- 熊本大学大学院生命科学研究部 代謝内科学 教授

この度、第22回日本内分泌学会九州支部学術集会を、2022年9月3日(土)に、熊本県の熊本城ホールにて開催させていただくことになりました。
内分泌学は、生体の精密な恒常性を維持するための詳細な機序を解析し、さらにその破綻による疾患発症の仕組みを解明し、そしてその治療法を開発していく学問です。内分泌学の発展と進歩は、人類の健康維持と多様な疾患の克服につながることが期待されます。
第22回日本内分泌学会九州支部学術集会では、地震にも負けなかった熊本城天守閣の堅牢な石垣をイメージし、『内分泌学の堅い礎を築こう!』をテーマとして、ホルモンなどの生体恒常性に寄与する分子の機能の解析、様々な疾患におけるこれらの生体恒常性維持機構の障害機序の解明、そしてこれらの疾患の新たな診断法や治療法の開発状況について発表し、議論を尽くし、新たな研究の発展へと展開していくことを目的として開催したいと考えています。
本学術集会では、COVID-19感染症の状況に配慮しつつも、対面での開催を基本とし、かつWEB開催の良さも取り入れたハイブリッド開催を想定しております。会場は2019年に竣工しました熊本市の新しいコンベンションホールです。熊本城に近い昔のバスセンターの跡地に建築され、コンベンション施設に加えてバスセンターとしての機能と商業施設や多くのレストランが併設されており、交通にも観光にも便利な場所です。
COVID-19感染症が落ち着いていれば開催時期は季節も良く、食べ物も美味しい時期です。学術集会にご参加いただき内分泌学の堅い礎を築いていただくと共に、熊本地震からの復興途上にある熊本城を訪れていただき、馬刺しや熊本ラーメンなど熊本の郷土料理をご堪能いただくなど、熊本を満喫いただければ幸いです。
会員の皆様のご参加を教室員ならびにスタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。
令和4年3月吉日
第22回日本内分泌学会九州支部学術集会 会長
熊本大学大学院生命科学研究部 代謝内科学 教授
荒木 栄一